社会保険や労働保険に適正加入していなかった場合のデメリット

  • 「傷病手当金」や「出産手当金」といった給付金がもらえなくなったり、減ってしまう

労働保険や社会保険に適正加入している場合のメリット④に記載した給付金に影響があります。

 

社会保険の等級を不正に引き下げてしまいますと、社員が健康保険から給付される病気や出産によって休職した際にもらえる「傷病手当金」や「出産手当金」といった給付金については、平均的な標準報酬月額(保険料等級上の金額)の3分の2を受給することができますが、社会保険に適正な報酬を報告して加入していなかった場合、給与がもらえなくなる代わりに受給する生活保障額が、その分減額されてしまいます。

適正な報酬で手続きしていない場合には、まだ減額で済みますが、そもそも社会保険に未加入の場合には、社員が病気で入院する際にも給与補償が全くないことになり、個人で入っている生命保険でカバーする以外にありません。

もしそれにも加入していなかったとなれば、収入が途絶えることになり、何かあった時には、会社のために頑張ってくれる社員の皆様の生活が困窮してしまうことになりかねません。 

  • 年金額が少なくなったり、もらえなくなったりしてしまう

適正な給与額で手続きしていなかった場合、将来受け取る年金額(老齢厚生年金・障害厚生年金・遺族厚生年金)が減少することにもなりますので、ご本人様が年金受給をされる際に年金額が低いということで問題になることも考えられます。

退職した社員が年金をもらう時に年金額が減ることになりますし、加入自体しておらず、個人納付もしていなければ年金自体もらえなくなってしまうかもしれません。

それだけではなく、厚生年金に加入していなければ、私傷病などで障害や死亡といった事象があった場合に、障害年金や遺族年金が受給できない、ということになります。

加入していなかったことでもらうことができなくなれば、もらえなくなった年金額は誰に請求がいくでしょうか。

万が一のことがあれば、法律違反行為があった会社に対して、本人のご家族(ご遺族)などから、相当多額な損害賠償請求がされる可能性があることも、未加入のリスクとなります。

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